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管理栄養士になるためには必須の条件があります。

それは「国家試験」に合格すること。

 

現代の栄養士はすべてこの「管理栄養士国家試験」に合格しなければ管理栄養士にはなれません。

しかし、勉強する内容は幅広く苦戦している人も多いです。

 

そこで、今回は僕が国家試験の合格するために意識して取り組んでいた勉強法についてお伝えします。

 

管理栄養士国家試験に合格するために意識して取り組んだ勉強法

 

勉強するポイントは絞って学ぶ

・まずは過去問を抑える

管理栄養士の国家試験の範囲はかなり広いです。

すべての範囲を完璧に理解するためにかなりの時間を費やします。

 

わからないと思って調べると調べた中にまたわからない言葉が出てくる。

どこまで覚えればいいのかが、わからなくなってきます。

 

そんな時にまずやるべきことはとにかく過去問です。

 

「去年は難しかった」

「かなり問題傾向が変わってしまった」

 

こういった考え方があるでしょう。

そのため、最新の問題傾向を予想した模試に振り回されてしまいます。

 

しかし、過去問がなによりも試験に出やすい問題を知ることができます。

なぜなら、基本的には「栄養士に理解してほしいポイント」は大きく変わらないからです。

 

また、仮に変わってしまっていたとしてもどちらにせよ学ぶポイントは絞らなければなりません。

そういった場合はにはまずは過去問の基礎的なところを完璧にしたほうが効率がいいことは間違いありません。

 

そもそも、はっきりいって模試の点数はあてになりません。

 

僕も学生時代は毎月模試を受けましたが、点数はバラバラでした。

僕が模試を受けていたときには、どちらかといえば模試の方が実際の試験より難しい傾向でした。

 

また、そういった難しい模試ではその中でしか出題されないマニアックな問題も出てきます。

そういった問題に時間をとられてしまうと基本をおろそかにしてしまいます。

あまり特殊な問題には時間をかけないでください。

 

最初に抑えるべきはなによりも毎年過去問に出ているような基礎的な分野です。

 

ここをやれば確実に点数アップにつなげることができます。

 

なんでもそうですが、基礎が大事です。

どの参考書にも出てくるような基本的な分野や問題をしっかりと抑えること。

これが大切です。

 

・ベースの参考書は1つだけにする

あなたはたくさんの参考書を並行して使ってはいませんか?

だとしたらそれはやめましょう。

基本的には参考書は1つにします。

 

よく、参考書1つでは不安だとか1つの参考書には限界がある。

こういう風に考えてたくさんの参考書を買っている人がいます。

 

確かに、1つの参考書でまかなえない部分はあります。

でも、これを複数にしてしまうと勉強するポイントが絞れません。

 

1つの参考書を完璧にこなしていないのに他の参考書に手を出すのは効率が悪いです。

 

まずは1つの参考書に書いてあることをしっかりと理解すること。

これを意識してください。

 

もし、その参考書に載っていなくて重要だと思ったポイントを学んだとしましょう。

その場合は、ベースの参考書に書き足してください。

 

1つの参考書を自分が使いやすい形に育てていく。

そうすれば、かなり内容が濃い参考書になります。

 

僕は参考書はクエスチョンバンクを使っていました。

ただ、これは自分の好みに合うものでいいです。

 

とにかくポイントを絞って、効率よく勉強すること。

 

目標は120点を超えることです。

余裕をみて140点を超えることの出来る程度の範囲に絞り、集中して効率よく学びましょう。

 

質問して学ぶ

学ぶポイントを絞ったら後はそれを繰り返し勉強します。

その際におすすめの勉強法があります。

それが「誰かに質問して学ぶこと」です。

 

 

・五感を刺激して学ぶ

脳は、五感を刺激することによってその出来事を記憶しやすくなります。

たとえば、思い出してみてください。

 

 

・昔泣いてしまった漫画や映画

・めちゃめちゃ面白い芸人

・憧れの芸能人

 

こういった情報は非常に忘れづらいです。

なぜなら、感情が動いている時に記憶しているからです。

この感情をより動かすためには「五感を刺激する」ことが必要です。

 

・1人で学ぶよりも2人以上のほうが五感は刺激される

普段1人で行う勉強は机に座り、参考書などを見る、書く、もしくは読む。

このどれかではないでしょうか?

もちろん、この方法でも記憶することはできます。

 

しかし、これを「誰かに質問して学ぶ」ことを意識して記憶させようとします。

その場合には見る、話す、聞く、書く、読む。

1人で勉強するときよりも、五感を刺激することができます。

 

さらには「質問した相手がわかりやすく教えてくれた」「自分が好意的な感情を抱いている人物に質問して教えてもらった」

 

このように、誰かに質問して学ぶことにより、1人で勉強するよりも五感を刺激しやすく感情を動かすので記憶に定着させやすくなります。

さらに例をあげてみましょう。

 

 

「ただ、聞いていただけの授業」と「手を挙げて質問しながら学んだ授業」

「一人で映画を見た場合」と「友人と二人で見たあとにその映画の内容について質問しあった場合」

 

どちらが情報を記憶しているでしょうか?

答えは明らかです。これが「質問して学ぶ」ことの効果です。

 

 

 

人に教えて学ぶ

人がもっとも情報を記憶する方法。

それは「人に教えること」です。

 

 

この勉強のメリットの1つは「質問して学ぶ」場合と同じように五感を刺激することができます。

 

そして、人に教えるためには理解していない教えることできない。

 

つまり、覚えていないかどうかを確認できる。

また、人に教えることにより忘れにくくなる。

 

このようなメリットがあります。

 

・覚えた気になっているのではなく理解する

あなたも教科書を読んで覚えた気になっても、いざ問題を解くときには思い出せないことってありませんか?

 

これは覚えた気になってる状態です。

そう、なんとなく覚えているような気がするだけで本当は理解していない状態です。

 

 

でも、これを人に教えるには内容を理解していないと教えることができません。

このなんとなく覚えた気になっている状態を防ぐことができます。

 

また、相手の質問に対して答えられなければ自分が理解できていないことがわかります。

そうすれば、その質問されたことを学ぶことにより、理解を深めることができるのです。

 

 

もちろん、基本的には覚えたことを教えるので最初は「質問して学ぶ」ことと通常の「1人で学ぶ」ことが必要です。

 

ただ、そのあとにこの「人に教える」というステップを加えることにより記憶への定着は格段にあがります。

さらに、1人で勉強するときにも教えることを前提に勉強すると、理解度が変わります。

 

人に教えるということは基本的にはわかりやすく伝えなければなりません。

 

わかりやすく伝えるためには、しっかりとした理解が必要です。

だからこそ抑えておきたいポイントで、かつ忘れたくない分野は「人に教えて学ぶ」ことにより脳に記憶させることができます。

実際に試してみると、すぐに効果は実感できます。

 

・国家試験のためだけに勉強しない

この方法の最大のメリットは今後も使える知識に変わっていくということです。

 

ほとんどの人は国家試験で学んだことはほとんど忘れます。

必要ない分野も多く、卒業後にあまり使わない知識が多いからです。

 

しかし、当然、今後も覚えておいた方がいい知識があります。

せっかく、勉強したのなら使える知識に関しては忘れない方がいいでしょう。

そのためには「理解した知識」として脳に記憶させます。

それができる方法が「人に教えて学ぶ」ということです。

 

・人に教えることに慣れる

 

さらに、「人に教えることに慣れること」も今後に生かすことができます。

 

働けば、必ず誰かを「教える」ことがあります。

 

その時にも、いかにわかりやすく相手に理解させるのか。

これは、とても大切なことです。

人に教えることの慣れていない人は説明も苦手です。

その場合、相手も理解できないので自分の望む結果が得られません。

 

だからこそ、国家試験の勉強ついでに人に教えるのに慣れておき、その上で試験も受かってしまえばいいのです。

 

国家試験のためだけに勉強するのではなく、今後の自分の人生に生かせるように学ぶ。

どうせ勉強するのならこちらの方がいいでしょう。

 

国家試験は通過点

いかがでしたでしょうか?

国家試験に合格するためには

 

 

①勉強するポイントは絞って学ぶ

②質問して学ぶ

③人に教えて学ぶ

 

 

この3つを意識することで難しい試験の内容も理解でき、合格する確率をあげることができます。

また、国家試験のためだけでなく将来にもつながる学習方法です。

国家試験は大切ですが、あくまで通過点。

本当のあなたの人生は試験の後にあります。

「受かること」だけを目標にせずに「受かったうえで将来に生かす」この方がきっとあなたの人生はより良くなるでしょう。

ぜひ、試してみてくださいね。

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